DNSの構築のためbind9.9.0をインストールした。手順と注意点を書く。
なおOSはcentos5.6であり、bindのインストール作業は/usr/local/srcで行い、opensslの実行ファイルやライブラリは/usr/local/sslにある。
まず以下のサイトからbindをダウンロード
https://www.isc.org/downloadables/11
取ってきたファイルを解凍
tar xzvf bind-9.9.0.tar.gz
以下展開されたディレクトリ内での操作
./configure --enable-threads --with-openssl=/usr/local/ssl/
オプションは一つ目がマルチスレッド対応にするためのもの、2つ目がopensslのインストールディレクトリを指定している。今回bindをインストールするにあたってopensslの最新バージョンを入れたため、OSとともに元々インストールされていたものではなく新しい方を指定した。opensslのインストールに関してはこちら。
しかしここで一度エラーにあった。
opensslのシェアードライブラリが見つからないというエラーだったが、調べた結果ldconfigの設定を追加すればよいことが判明
/etc/ld.so.conf.d/openssl.conf
というファイルを新たに作成し、以下の文を書いた。
/usr/local/ssl/lib/
これで再び./configureを行うと無事Makefileが生成された。
なのでmake、make installと順に実行しインストール完了。
/usr/local/sbin内にnamedなどが生成されていました。
最後に/usr/sbinからシンボリックリンクを張る作業。
これは普通namedなどのファイルは/usr/sbinに存在することが多く、それを想定したプログラムがある場合に不都合が起こるため。以下を実行。
ln -s /usr/local/sbin/named /usr/sbin/named
ln -s /usr/local/sbin/named-checkconf /usr/sbin/named-checkconf
ln -s /usr/local/sbin/named-checkzone /usr/sbin/named-checkzone
ln -s /usr/local/sbin/named-checkzone /usr/sbin/named-compilezone
参考にしたサイト
http://www.eis.co.jp/engineers-notes/bind9_src_build
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